■日本一の長距離昼間特急「白鳥」の物語
日本海に沿って大阪と青森を結んだ、特急「白鳥」。
1040qを、12時間45分かけて結んだ。
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登場したのは昭和36年。白鳥は、北陸本線を走った最初の特急だ。
40年もの長い間多くの人から親しまれ、走り続けてきた。
そのころはまだ黒くすすけた「SL」が主流だった北陸線。
そこに投入された、真新しいぴかぴかのディーゼルカー。白鳥は、
「北陸線の女王」とよばれた。
日本海側に飛来する「白鳥」から取ったその美しい名前。
他の列車に付く「号数」は、白鳥にはつかない。
質実剛健。1日1往復。堂々と走りつづけてきた特急「白鳥」。
ここでは2001年3月で幕を閉じた白鳥の思い出をつづる。
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