▲真夏の田んぼの中を駆け抜ける白鳥号。
白鳥は新潟、山形、秋田と米どころを通る。
このような風景の中を何回も走ってきた。(梶屋敷―糸魚川間)
▲コスモス畑の中を行く白鳥号。(梶屋敷―糸魚川間)
▲青空と真っ白な雪。梶屋敷駅を通過する冬の白鳥号。
イラストマークの絵柄と同じ風景です。(梶屋敷駅青森方)
特急が本当に特別な急行だった時代、
長距離を走ることを要望されてスタートした、特急「白鳥」。
40年間、沿線の風景や利用する客が変わっても、
白鳥は、雨の日も、風の日も、そして厳しい雪の日も。
黙々と日本海側を走り続けてきた。その姿から、
多くの人があこがれと頼もしさを感じたことだろう。
白鳥を舞台に、様々な思い出が刻まれてきた。
白鳥は、その与えられた使命を果たし終え、舞台から去っていった。
またいつの日か、「白鳥」という美しい名前の列車が、
再び越後路を駆け抜けてくれることを、
願うばかりである。
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