快速「ほくほく大地の芸術祭」号 撮影の旅 D最終回
2006(平成18)年9月10日(日)   撮影地:長岡市・南魚沼市・三条市




このページでは、9月10日に撮影した写真と

これまで撮影し載せきれなかった写真を紹介。

湘南色を追いかけた熱い夏が、今日終わる。



















〜「湘南色」の起源〜

オレンジと緑の「湘南色」。そのふるさとは東海道線。
国鉄電車に真っ先に導入されたカラーリングがこれだ。
もととなったのは神奈川県特産の「みかん」の色あい。
オレンジ色は透過力があり、遠くからでも見つけやすく、
事故防止になるとの考えもあった。
この色あいは のちに直流電化で開業した地域でも採用された。
もちろん新潟でも。
登場後 この色あいに対して鉄道ファンの中であだ名として
よばれるようになったのが「湘南色」だ。
以来50年。今でも湘南色は各地で走りつづけ、ファンも多いが、
新潟では数年前に絶滅してしまったのだ・・・


















〜新潟と湘南色〜

電化開業の早かった新潟県の鉄道では、次々と湘南色の電車が登場。
新潟と上野を結んだ急行佐渡をはじめ、かつては
旧新潟鉄道管理局管内を走る普通電車はすべてこの色あいだった。
新潟の鉄道はまさに湘南色とともにあった。
湘南色は、雪や日本海、青田や稲穂などの色との相性が抜群で、
新潟の風土によくマッチしていた。
JR化後は湘南色は白と青、白と緑といった「新潟色」にすべて塗装変更され、
2003年冬には 新潟に唯一乗り入れていた湘南色の臨時快速
「シーハイル湯沢中里」号も廃止され、
新潟の湘南色は ついに絶滅したのだ。

今回 ほくほく大地の芸術祭号が高崎支社所属の湘南色の電車で運転された。
期間限定ではあるが
新潟に湘南色が戻ってきた。

季節は夏から秋へ。
湘南色の電車が駆け抜けた熱い夏も、終わろうとしている。














▲ 昔もきっとこんな感じでした。
7月23日 JR上越線六日町駅
















▲ ガタンゴトン、ガタンゴトン・・・
踏切を駆け抜ける音が聞こえてきそう。
まだまだ盛夏の上越線。
9月3日11時48分 JR上越線塩沢ー六日町間にて
















▲ 風景とともに、季節も移り変わっていきます。
















▲ ひまわりの隣の場所です。
実りの季節へ。
太陽の光にも夏の時のような強さはありません。
9月10日11時48分 JR上越線塩沢ー六日町間にて















▲ やっぱり湘南色と青空はよく似合う。
そこに金色の稲穂と弥彦山が入って
まさに「昔の越後平野」が再現された瞬間です。
9月10日8時20分 JR信越本線東光寺ー三条間にて













さよなら 湘南色。

また新潟に戻って来い!







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