快速只見SLリレー号で行く タブレット見物の旅
2007(平成19)年7月8(日)   撮影地:魚沼市



▲ 小出と福島県会津若松を結ぶ只見線で

7月7日、8日の2日間SLが運行されることになり、

長岡からは そのSLに接続する快速「只見SLリレー号」が運行された。

この列車 長岡から上越線小出駅を経由して只見線に直通するという

普段はありえない列車だ。

この列車の見せ場2つ。 ひとつは SLと出会う只見駅。

もうひとつは 県境の大白川駅での 

「タブレット交換」


だ。日本中でもかなり少なくなった現役のタブレットに

管理人は初めて出会う。












■ 小出駅にて。

リレー号のあとに発車する普通列車会津若松行き。
列車は今でもな、なんと、
非・冷・房〜!
窓は全開。外と一体になって走るボックスシート。
これぞ鉄道の旅の醍醐味!!







▲ 運転席横には
でた! タブレット!!
初対面です。
リレー号長岡行きと県境の大白川駅ですれ違うとき、
リレー号に渡されます。


タブレットとは・・・・・・

 簡単に言えば、「通行証」です。

タブレットは、単線区間での列車の正面衝突を避ける方法として、
数十年以上用いられてきました。

「ひとつの区間の線路上には 1つの列車しか走ってはいけない」
という安全上のルールを守らせる為に、
その区間に1つしかない通行証(タブレット)を作り、
それをもたない列車は
その区間を走れない という仕組みを作ったのです。

 タブレットは、見た目「ただの輪っか」ですが、
鉄道の安全を守る 原始的で確実な道具なのです。

大白川駅での活躍

只見線の新潟県エリアでは、
上で述べた「1つの区間」が、小出ー大白川間に当たります。
なので、大白川駅から小出方面へ列車が出発するときは、
タブレットが駅員から運転士へ渡されます。
(これが名風景なんです)

大白川駅を列車が出るのは、普段なら早朝と夕方しかありません。
今回のように真昼にタブレットの受け渡しをするのは 極めて珍しいのです。

昔は 日本中で見られた鉄道の名風景ですが、
今では全国でも少なくなりますた。









▲ さて 列車は福島県へ向かってぐんぐん登って行きます。
清流を縫って列車は進みます。
上条ー入広瀬間にて










▲ かやぶき屋根がお出迎え。雪国の匂いがする駅です。
入広瀬(いりひろせ)駅にて









駅には伝統工芸のわら細工の作品や、
雪国の文化を伝える展示物がたくさん飾ってありました。
入広瀬駅(2006年7月8日(土)に撮影)










▲ 県境の六十里越(ろくじゅうりごえ)の峠道を前に
地形も険しくなってきました。
柿の木ー大白川間にて










▲ 大白川駅に到着。
左は今乗ってきた会津若松行きの普通列車。
右は小出行きの快速只見SLリレー号。
いよいよ名シーンがはじまります。
新潟県魚沼市 福島県境大白川(おおしらかわ)駅にて










▲ あっ
タブレットに手がかかった!











▲ ドキドキ!
ついに外に出た!!











▲ え〜っ 受け渡ししないの〜??
 しかも格好までつけていただいて・・・
ということで 普通列車の車掌さんがタブレットを持って
小出行きのリレー号に乗ってしまい、運転士となりました・・・・・・
人から人へ受け渡されるのがイイのにぃ










▲ 初めてタブレットを見た旅はこれにて終了。

タブレットが生きていることを実感できただけで、充分楽しかったです。

(↑ 国鉄時代から続くタブレットの運び方)

小出駅にて









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