■ 2007年7月28日(土) 大糸線全線開通50周年記念式典
記念列車の運行や多くのイベントが繰り広げられ、
大糸線糸魚川―平岩間の夏は 全線開通50周年で熱く盛り上がった。
糸魚川駅前にて
▲ 記念入場券の発売と記念式典の開催を告知する
駅のポスター。
▲ (左上)大糸線開通時の記念行事「ちょうちん行列」にちなみ
ノボリとともにちょうちんもたくさん飾られました。(頚城大野駅)
▲ (右上)こ線橋には 大糸線のディーゼルカーをデザインしたポスター。 (糸魚川駅)
▲ (左下)地元の子供たちが描いた大糸線の絵が
週替わりで展示されました。(糸魚川駅)
▲ (右下)記念の写真コンテストの作品展もスタート(ヒスイ王国館)
▲ 山国信州と日本海に面する糸魚川を結ぶ大糸線は
変化に富んだ絶景路線。それだけに、 作品の魅力も様々で、
知らなかった大糸線の姿を見ることができました。(ヒスイ王国館)
▲ 大糸線の列車が発着する4番線に飾られた記念看板。
レンガ車庫とオレンジ色の配色がよく似合います。
糸魚川駅にて
■ 2007年7月28日(土) 全線開通50周年記念列車出発式
▲ 翡翠(ひすい)太鼓の演奏にを受け出発の瞬間を迎えます。
2007年7月28日 12時10分 糸魚川駅
▲ 次の50年に向かって 駅長の合図で出発!
糸魚川駅にて
■ 2007年8月11日(土)〜19日(日)
定期列車で国鉄色2両連結運転
お盆期間中の利用増加に対応するため
一部の定期列車が2両連結で運転されえました。
稲穂の季節が近づく糸魚川市内で 夕日を浴びて走る列車。
翡翠色の建物は市役所です。
2007年8月15日(水) 糸魚川ー姫川間にて
▲ 西陽に輝く若い稲穂を車窓から眺めた夏の日。
2007年8月16日(木) 頸城大野ー姫川間にて
▲ 糸魚川地区に所属する全3両が集結。
すれ違いの際は5人ほどのファンがばたばたと降りて
いそいそと戻っていきました。
2007年8月16日(木) 根知駅にて
▲ 姫川温泉をバックに鉄橋を渡る普通列車。
2007年8月16日(木) 平岩駅付近にて
▲ 県境葛葉峠(くずばとうげ)へと登っていく普通列車。
白い大仏様も見えるとおり、ここは信州と越後の間に立ちはだかる最大の難所。
2007年8月16日(木) 平岩駅付近にて
利用客の減少、列車本数の減便、車両や施設の老朽化など
大糸線の未来は決して明るいものではない。
沿線人口が他のローカル線に比べても極端に少なく、不運にも路線途中で
会社管轄が分断されている大糸線が生き残ることはかなり厳しい。
最後の道といえば やはり観光路線としての活用しかないだろう。
大都市松本から北アルプスの山並みが美しい安曇野を抜け
木崎湖、青木湖の神秘的な風景を眺め、
残雪と激流の姫川に沿い駆け下ると、青い日本海にたどり着く。
首都圏や大都市に、こんなドラマチックな旅のできる路線はあるだろうか。
新幹線が開通する2015年までに、大糸線が持つ魅力を大きく伝え、
駅で降りたら何ができるかを鮮明にカタチにし、
新幹線とその先の旅を充実したものにすれば、
大糸線は 生き返る。
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