上野ー札幌間を走る寝台特急「北斗星(ほくとせい)」。
観光シーズンになるとさらに豪華な車両「夢空間」を連結した
「夢空間北斗星」という名の寝台特急が走る。
しかし、夢空間北斗星は通常埼玉、栃木、福島、宮城・・・と
太平洋側の各県を走行するため
新潟とは縁遠い列車なのだが、それだけに「憧れ」の存在だった。
その夢空間北斗星が、この秋
JR東日本の団体旅行用列車として越後路を駆け抜けることになった。
そこでこの度 夢空間北斗星が
越後路を昼間に走るという
記念すべき瞬間を撮影する旅に出た。
夢空間北斗星トレインクルーズは、この秋6往復する。
写真:2007年9月23日 信越本線宮内ー長岡間にて
▲ JR東日本は発足20周年を記念して
「夢空間北斗星トレインクルーズ」と題した
北海道への旅を企画。
旅行代金は25万円から
最高50万円という設定のあるすごい旅だ。
値段そのものがまさに「夢空間」だ。
▲ 新潟駅からはこの赤い機関車がけん引する。
ここから進行方向が変わるが ドアは開かない。
▲ 新崎駅で特急列車のすれ違いを待つ夢空間北斗星。
1日目朝9時に上野駅を出発した夢空間北斗星は、
上越国境を越え越後湯沢ー長岡ー新潟と在来線を疾走。
羽越線の村上付近では日本海へ沈む夕日を眺めながら食事ができる。
翌日から数日間かけて北海道の高級温泉旅館をまわり、
帰りは東北線と常磐線を経由して
上野に戻ってくるという すごい旅だ。
▲「デラックススリーパー」(オロネ25形900番台)
定員6名、上野ー札幌間1泊73万円の超豪華個室寝台車だ。
1室のみ設置されている特別室は
ツインベッドとユニットバス、公衆電話にAV設備を完備。
ルームサービスは当たり前の
まさに動く豪華ホテル「夢空間」!
▲「クリスタルラウンジ」(オハフ25形)
ホテルでいうメインバーとしての役割を持つ。
中央に半円形のバーカウンターを配置、
木目調の内装に白熱灯の柔らかな光の演出、
自動演奏可能なピアノが配置され すべてがエレガントムード。
▲「ダイニングカー」(オシ25形)
展望車で食事するスタイルとしていることが最大の特徴。
定員は18名、特別個室が1部屋ある。
室内灯はこの車両のために職人によって作られたもの。
テーブルはフランス料理のフルコ−スが載るラージサイズで設計され
ゴージャスさと優雅さをもつ空間が作られている。
が、
珍しさから鉄道ファンの格好の撮影対象物とあっている為、
駅で停車中に食事をしていると、フラッシュの嵐にさらされて
雰囲気ぶち壊し・・・と言う話をよく聞く。
▲ 稲の刈り取られた越後路を北へと走ります!
2007年10月7日(日) 新潟県魚沼市 JR上越線浦佐ー五日町間にて
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