平成20年長岡まつり大花火大会傑作花火集
2008(平成20)年8月2日(土),3日(日)   撮影地:長岡市
2日、3日 午後8時30分打上
正三尺玉 ナイアガラ大瀑布


▲ 長岡花火の代名詞とも言える日本一の大花火「正三尺玉(しょうさんじゃくだま)」。
直径70cm、重さ300kgの花火玉が 直径650mの大輪の花を咲かせる。
長岡花火の技術を結集した三尺玉花火は 都会では打ち上げることのできない
名実ともに日本一の大花火だ。
信濃川にかかる650mの大ナイアガラとの共演は,
長岡花火を象徴するシーンの一つ。



長岡花火の起源
長岡花火は 明治12年9月14日、千手町八幡さまの祭りに町人たちが
お金を出し合い、350発の花火を上げたのが起源とされている。

この花火大会は 昭和20年8月1日 長岡のまちを完全に焼き尽くした
「長岡空襲」の犠牲者の慰霊と、町の復興を目的に始まった「長岡復興際」
(=現在の長岡まつりの前身)へと引き継がれた。

その後、市民の手で年々すばらしい花火が打ち上げられるようになり,
いつしか、日本中の人々の心を魅了する日本一の花火へと成長していった。

花火はまさに、長岡の復興の象徴であり、市民の誇りなのだ。
その原点には「恒久平和への願いと不撓不屈の精神」がある。

山の片貝、海の柏崎と並び越後三大花火の一つとして評される長岡花火は、
8月1日の長岡空襲で亡くなった1470名の犠牲者の慰霊を目的として,
曜日に関係なく 毎年必ず8月2日,3日に行われる。




長岡花火の特徴

長岡花火の特徴はなんといっても

とにかく大きくて、横に長いワイドな大花火がたくさん見られるということ。

大河信濃川の真ん中で打ち上げる花火は

川の両岸から観覧でき 地形の利で 和太鼓のような

腹に響く大きな音になることも特徴だ。







それでは平成20年土日開催 85万人が見た長岡花火 傑作集スタート!






2日 午後8時50分打上
米百俵花火 尺玉100発連続打ち上げ


▲ 長岡駅と反対側の岸(左岸)で撮った「尺玉100発」
開花位置が高い尺玉なので まさに真上で爆発!大迫力!!










3日 午後8時打上
超特大ワイドスターマイン 5台同時打ち上げ


▲ 長生橋と大手大橋の間600mに渡って打ち上げる超ワイドな花火。
次々に広く,高く上がって花開く花火の迫力に圧倒される。

ちなみに 左の写真は長岡駅側の川岸(右岸)から今年撮影したもの。
川の反対側(左岸)の上流部では 右の写真のように
5本が重なってこんな感じで見えます。










3日 午後8時50分打上
2009年大河ドラマ放送記念特別花火
天地人花火「愛 と 雪」


戦国時代 越後上杉家の出征として天下に名をはせ
「愛と義」を貫き、戦乱のない平和な世の中を作るために尽力した
魚沼生まれの武将「直江兼継(なおえかねつぐ)」と
長岡生まれの妻「お船(おせん)」を描いた
大河ドラマ「天地人」が2009年に放送される。

▼ 土浦花火競技大会で優勝した池端信宏さんがプロデュースした
超特大ワイドスターマイン。同氏が作曲した「愛と勇気を」のテーマ曲
に合わせて5箇所から打ち上がる壮大な花火だ。










▲ 越後の大自然の贈り物「雪」と兼継の「愛」をテーマにした花火で
まさに 長岡の夜空を真っ白に染め上げた。
音楽のリズムとしっかりあった花火で 今までに見たことのない
すばらしい花火だった。会場は打ち上げ前と打って変って大変な喝采!
さすが土浦優勝者!









2日、3日 午後9時打上
7号 尺玉 正三尺玉 連続打ち上げ





▲ 三尺玉がどれくらい大きい花火か、これで分かるでしょう?
開く花の大きさは直径650m。




2日、3日 午後9時07分打上
震災復興祈願花火 フェニックス(不死鳥)
世界各地の震災復興で頑張る人たちを勇気づけ,
中越地震で全国からいただいたあたたかい気持ちへの
感謝を表現する花火「フェニックス(不死鳥)」。
不死鳥は 長岡市の市章にも描かれている鳥。
戊辰戦争、第2次世界大戦、中越地震。度重なる災害から
不撓不屈の精神で復興してきた長岡の心意気を表現する花火だ。









▲ 目の前が全部花火!!すごいでしょう?
中越地震の時長岡に住んでいなかった管理人。
2005年に初めて打ち上げられたフェニックスを見て,

被災者ではないのに  なぜか泣いてしまった・・・(笑)









ただ美しい だけではない

平和への願いと 長岡市民の心意気が詰まった 火の祭典 

やっぱり 長岡の花火は 日本一!









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