「さくら」よ 永遠なれ
2009(平成21)年3月20日(金・祝)   撮影地:福岡県北九州市〜長崎県諌早市



▲ 門司車掌区100周年を記念し、寝台特急さくら号が復活運転した。

(写真はすべて2009年3月20日 門司駅・長崎駅)


「さくら」は2005年3月のダイヤ改正で廃止になるまで

東京ー長崎間を50年間にわたって走り続け、

国鉄・JR列車の頂点に立つ列車番号「1」を背負うなど、

名実ともに日本を代表する列車だった。


さくら号は 管理人にとって

非常に強い思い入れの強い列車である。

子供向けに作られた小学館の本「さくら号の旅」。

何度も何度もページをめくっては さくらに乗って

遠いところへ旅することを夢見ていた。

鉄道に興味を持ち、たくさんの夢をもらったさくら号。

・・・2005年2月、さくら号に乗る夢は実現したが、

走行写真は撮ったことがなく、

当時は「さくら・はやぶさ」の連結運転となっていたため、

さくら単独のマークをつけた機関車も この目でみたことがなかった。

富士・はやぶさの廃止で 九州地区の客車も耐久年数の限界に来ている。

この復活運転が、さくら号最後の走りになると思い

九州へと旅立った。







▲ 門司駅に入ってきたさくら号。現実なのに夢の中みたい。

さくらのマーク、淡いピンク色。

もう少しピンクが濃いほうが良かったのだが・・・

2009年3月20日 福岡県北九州市JR鹿児島本線門司駅にて







▲ 夢の中みたい・・・と思ったのは

きっと周りに人がいなかったからだろう。

復活さくら号の乗降可能な駅は 始発門司港駅、小倉駅、

博多駅と終点長崎駅。

門司駅での停車は推理で当てた。

さくらのイラストマーク、懐かしいな。







▲ 九州に来るたび、管理人の旅は必ずこの駅から始まっていた。

今回の旅は 二度と叶わぬであろう「さくら号」の追っかけ旅だ。









▲ 走行写真を撮るため ビル群を抜けのどかな風景が広がる佐賀県を西へ。

いい写真が撮れそうな地点があったら下車するという行き当たりばったりの旅だ。

すると、線路沿いに菜の花が咲き乱れる地点を発見。

肥前山口駅で下車した。





現場では自分のほかに1名の撮影者。

練習で撮った特急かもめの写真だ。

九州の列車はみんな個性的!

2009年3月20日 佐賀県江北町JR長崎本線牛津ー肥前山口間にて













▲ 13時05分 ついにさくらがやってきた。

九州で撮る 最初で最後のさくら号の走行写真。

運転士さんが フォーーーーーッと汽笛を鳴らしてくれた。

シャッターを切った後 走っていく青い車体に大きくてをふった。

忘れないョ

2009年3月20日 佐賀県江北町JR長崎本線牛津ー肥前山口間にて













▲ そして追っかけは続き長崎県へ。

途中駅でさくらを追い抜き、

干拓で有名となった諫早市に到着。














▲ 佐賀で隠れていた太陽がついに顔を出した!

さくら号のような華やかな列車には、やっぱり太陽がよく似合う。

2009年3月20日 長崎県諌早市JR長崎本線諫早駅にて














▲ 寝台特急さくら号の終点長崎駅。

さくら号の到着予定時刻からわずか20分あとに到着した。

改装前にもう一度写真を撮れるかなと思っていたが、

すでに引き上げてしまっていて残念。

事実上、諫早駅での見送りが、管理人が見た最後のさくら号となった。







▲ 長崎ちゃんぽんで旅の締めくくり。







▲ 途中のある駅で 長岡からの使用済み乗車券に押してもらった「無効印」。

なんとさくらマーク!!。

「さくら」の伝統をひきついているのかどうかは定かではないが、

なんとも九州らしい「旅の記念」になった。















「さくら」よ 永遠なれ!



たくさんの夢をありがとう。






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