大 糸 線 の あ ゆ み

1915年
1926年
1929年
1934年
1935年

1937年
1957年

1967年
1987年

1992年
1995年
1997年
1998年
2004年
2005年
2007年
2010年

私鉄信濃鉄道(松本ー信濃大町間)が開業
信濃鉄道全線で電化完成
国鉄大糸南線(信濃大町ー簗場間)が開業
国鉄大糸北線(糸魚川ー根知間)が開業
大糸南線が中土駅まで延伸
大糸北線が小滝駅まで延伸
信濃鉄道を国有化 松本ー中土間が大糸南線となる
全線開通(中土ー小滝間開通)により
松本ー糸魚川間を「大糸線」と改称
南小谷まで電化完成
4月1日 国鉄分割民営化により南小谷駅を境に
JR東日本とJR西日本の2社に経営分離される
キハ52が大糸線で運行開始
7月11日 集中豪雨災害により南小谷ー小滝間が不通に
11月29日 復旧工事完了 全線で運転再開
2月 長野オリンピック・パラリンピック観客輸送
8月1日 キハ52に国鉄色塗装復活
シュプール号がこの年を最後に運行休止
8月15日 全線開通50周年
3月12日 キハ52が大糸線での運行を最後に現役引退
3月13日 キハ120系気動車投入






糸魚川市美山公園水道棟から松本方面を見る。




冬は毎日運転された、
スキー客向け臨時列車シュプール号




平成9年、水害からの復旧を祝って設置された
手作りの看板。


車窓から見る変化に富んだ眺めが魅力です

 JR大糸線は 新潟県糸魚川市と長野県松本市を結ぶ およそ100kmの鉄道です。
 北アルプスや安曇野、立山黒部アルペンルート、仁科三湖、 紅葉の美しい姫川渓谷 そして日本海と、変化に富んだ車窓からの眺めが楽しめます。 全国の鉄道路線の中でも有数のドラマチックな路線です。

 また大糸線と並走する千国街道「塩の道」は 糸魚川から日本海の「塩」や海産物を信州へ運んだ道として 高い歴史的価値を有しています。

 大糸線は 長野県小谷村の南小谷(みなみおたり)駅を境に 糸魚川側が非電化、松本側が電化路線となっています。

悲劇を乗り越えた「復興の象徴」

 大糸線を語る上で 外すことができない大きな出来事があります。  忘れもしない 1995年(平成7年)7月10日。
発達した梅雨前線の影響で集中豪雨が小谷村と糸魚川市を襲いました。 中土駅は完全に土砂に埋まり、平岩駅の前後では線路も堤防も全て流されるなど 大糸線は壊滅的な被害を受けました。
 「このまま廃線か」 そんな話が飛び交う中、 2年後の長野オリンピックの観客輸送を担う路線として、その重要性が見直され、 懸命な復旧作業が続きました。
 その結果、沿線市町村の熱意が実を結び、 1997年11月29日 全線で運転が再開され、「被災地復興」の象徴となりました。

 悲劇を乗り越えた大糸線ですが、その未来は決して明るいとは言えません。 糸魚川ー南小谷間の一日の平均乗降人数は 平成21年のデータで わずか50人。 路線維持には 平均300人以上が必要とのデータがあります。

 並走する国道の整備が進み 沿線の生活路線としての役目は薄れつつある大糸線。 糸魚川が世界ジオパークの認定を受けた今、 フォッサマグナやヒスイ峡、姫川温泉といった資源と結びつけた 「観光路線」として生まれ変わることが求められていると 管理人は考えます。






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