走るホテルとして誕生したブルートレイン第1号の「あさかぜ」と
第2号の「さくら」がダイヤ改正で姿を消すことになりました。
一日中さくら号を追いかけた、1年前のあの日を、写真でご紹介します。
▲ 岩瀬浜から始まる九州への旅。
周遊きっぷを使用したので安く、かつ北部九州は特急も乗り放題です。
▲ いよいよやってきた九州の玄関口門司。
関門トンネルをくぐりついに九州に上陸!
▲ 朝8時、門司から九州の特急に初乗車!
門司→博多は特急ソニック(写真左) 博多→鳥栖は特急つばめ(写真中央)
特急ソニックの車内は、北陸の列車から見るとかなり近未来的!!
▲ 鳥栖駅。明治時代の開業当時から変わらない木造駅舎。
長崎行と鹿児島行の分岐駅なので、「さくら」号もこの鳥栖駅で
熊本行の「はやぶさ」号を切り離します。
駅舎は小さくても
大変にぎわう駅です。
▲ まだ到着前なのに こんなにたくさんの人が・・・
■さくら号への憧れ
さくら号は、小学生のときからの憧れの列車でした。
床屋での待ち時間に読んでいた子供向けの鉄道の本。
さくら号の旅が、始発の東京から終点長崎まで魅力いっぱいに書かれていました。
食堂車でご飯を食べて、浴衣を着て2段ベットで寝て・・・
目がさめたら 瀬戸内海、有明海の風景、そして関門トンネル・・・
何回見ても飽き足りず、いつかはこの列車に乗って
遠い遠い長崎へ旅をしたい。そう憧れを抱きました。
しかし、ついに全区間乗車の夢は叶いませんでした。
それでも、さくら号をこの目で見ておきたいという思いがつのり、
廃止3日前に、旅に出ました。
さくらからたくさんの夢をもらって、今の自分がある。
だから、会いたかったのです。
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▲ 10時20分、さくら号がやってきました。
▲ 切り離しを終え、はやぶさ号が出発したあと、後ろに残ったさくら号に
機関車を連結します。人の数もすごい。
▲ さくら・はやぶさ統一ヘッドマーク。
東京ー鳥栖間はさくらとはやぶさが一緒に走ります。
さくら号全盛期は「さくら」単独のマークでした。
単独マークがなくなり、2日後には「さくら」そのものもなくなります。
▲ さくら号が長崎に向かって出発!
記念撮影の親子もたくさんいました。
▲ お昼ご飯にはちょっと早いですが、どうしても食べたかった
九州名物「かしわうどん」(290円)でひといき。
甘辛いかしわとスッキリとしたつゆがよくあって
いつもの駅そばとは一味違ううまさでした。
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